ヤマが当たった時ほど注意。解答途中で、勘違い、失敗に気づいた場合(東大に横入りする方法15)

東大に横入りする方法

試験でヤマが当たった時ほど注意

逆に、予想された問題が出ると、つい、調子に乗って、飛び付き、解答をどんどん書き進めがちになります。
こちらも、注意が必要です。
しめたと興奮して、充分に問題文を読まずに、見当違いの解答をする場合があるからです。

解答では、問われたことに答えねばなりません。
自分が得意な問題が出た時には、予想的中と舞い上がらないで、落ち着いて、問題文を再確認する必要があります。
試験中は興奮したり、異常な心理状態になりますが、夢中でいる際も、どこかで、冷静になっておく必要があります。
解答が終わっても、少しだけ時間を置き、ちょっと気分転換して、頭がリフレッシュされた状態で、もう一度見直す必要があります。

解答途中で、失敗、誤答に気づいた場合

試験は、一日を通して、何科目もありますが、最初の方の科目で失敗したからといって、投げ出さないことも重要です。
おおよそ、試験は、六割から七割できれば合格の可能性があることが多いものです。
たとえ、一つの科目でミスしても、他の科目で充分に挽回できる可能性はあります。
他の多くの者も、同じようなミスをしていると考えたほうが良いです。
むしろ、完璧な回答をしている受験生など、ほとんどいません。

解答の途中で間違いに気づいても、落ち着きながら、食い付きましょう。
完全に挽回できなくても、踏ん張ることが重要です。
間違えた箇所を、二重線等で消しても良いですし、後で、以上は誤答であることを仄めかす記述をするなど、何とか体裁を整えましょう。
間違った分の全てを修正できなくても、一応、答案を書き切り、まとめ切る体裁をつけましょう。
もしかしたら、その分量の多い、試行錯誤の答案を、試験官が努力と知識の賜物と評価してくれる可能性もあります。

このような勘違いや、誤答を避けるためにも、一段落したら、もう一度問題文を見直したり、時には、時間配分を顧慮しつつ、答案構成を再確認することも必要でしょう。

白紙答案を避ける

とにかく、白紙、空白の多さだけは避けるべきです。
試験官として、採点する立場になったら分かりましたが、白紙では、どうにも点数の付けようがありません。
何か書かれてあると、部分点や好意的解釈も期待できるものです。

試験現場では、不都合なことが、いろいろ起こり得ます。
むしろ、スムーズに、完璧に終わることの方が稀です。
不利な状況に陥った場合でも、投げ出さずに、最後まであきらめずに、試験を受け切りましょう。

試験当日は、一日だけかもしれませんが、頭脳と体力と神経をすり減らす長期戦とも言えます。
受験勉強は重要ですし、試験を受けても、次の試験が控えているのなら、ずっと受験体制は続いていきます。
たまに休むのもいいかもしれませんが、受験勉強は、生活その他の細かな事項を含めて、総合的に、量と質が必要とされます。

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