出願時の注意事項(東大に横入りする方法10)

東大に横入りする方法

出願の事務処理の注意事項

一次学科試験を受けるよりも前にしなければならないことが、受験勉強の他にもあります。
出願です。
出願期間は、事前に、早い時期に確認しておくべきです。
年によっては、出願書類配布時期や、出願時期が変更となる場合があります。
締め切りに間に合わないと、丸々、一年を棒に振ることになります。
もしかしたら、競争率も低く、広く多く募集していたかもしれない当たり年だったら、貴重この上ない受験機会を失うことにもなりかねません。
面倒臭がってはなりません。

受験に関する事務処理と更新情報の確認は、常に、念入りに、マメにやっておく必要があります。
例年通り、たぶん大丈夫だろうと、高をくくっていると、変更事項に対処できなくなります。

数日を要する事務処理

出願時には、書類を提出しなければなりません。
いろんな事項を、間違いなく、細かく記入しなければならないので、結構、神経と時間を使います。
出願書類作成に、丸一日費やすこともあり、かなり疲れます。
受験料の振込、卒業証明書や成績証明書等の発行と郵送依頼、返信用はがきに貼付する切手購入、履歴書に付す証明写真など、数日を要する事務・作業もあります。

時には、推薦書が必要な場合さえあります。
大学教員の中には、事務処理に疎く、締め切りがずぼらな人間もいます。
こちらの切実さも通じません。
推薦状記載を頼んで、実際に書いてくれるまで、相当な紆余曲折と時間経過を費やす場合も多いものです。
この出願だけでも、時間と労力がかかると知っておくべきです。
 
ただ、最低限の体裁を付け、いったん受理され、事務を通れば、そんなに気にすることはありません。
出願受付と、教官の行う試験の採点とは、あまり関係ないからです。

成績証明書や内申書の評価

成績証明書や推薦書が、内申書としてものをいうのではないかと、気に病む者もいるでしょう。
しかし、学士入学や大学院入試においては、さほど気にしなくても良いです。気にしたところで、改善できないのですから、対処のしようがありません。
成績なんぞは、各大学や教員によって、まるで違うことなど、当の東大の試験官自身が良く知っています。

実際に、私が、東大関係の教員に聞いた話では、試験の際、成績証明書など、見さえしない試験官もいるらしいです。
もしかしたら、最終的に、どちらかの受験生を選ぶ場合に、過去の成績証明書を参考にする場合はあるかもしれないが、実際は、これまで一回もお目にかかったことはない、と断言していました。

ただし、抜群の成績と高評価があれば、受験に有利に働くことはあるでしょうから、何とも悩ましい限りです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました