ただ一番になりたいということで、東大を目指すのは不純ですか?(東大に横入りした人への質問13)

よくある質問

質問 ただ東大を目指すと言うと、軽蔑されます。理由のない東大受験は、軽蔑に値するのでしょうか?

受験生です。
皆が高校に行くので、私も高校に進学しました。
成績が良かったので、そのまま、地元の一番の進学校に入れました。

将来の具体的な目標は、まだ見つかりません。
自分が何が得意なのか、何が好きなのか、分からないままです。

とりあえず、可能性があるので、東大を目指したいのですが、時々批判されます。
特に、エリートに対して反発があり、かつ、具体的な将来の目標を持っている同級生などから、軽蔑されてしまっています。

例えば、
野球部の男子は、野球が好きで、勝ち負け云々より、自己修練はもちろん、仲間やチームワークのために頑張っているそうです。
私を、ガリ勉で、権威や利権に吸い付こうとする人間と、批判してきます。
彼は、甲子園出場を目指しているそうですが、なぜか、初戦敗退は嫌だそうです。

同じく、東大を目指している女子でも、具体的な理由を持っている人は、誇らしげです。
弁護士になって、弱者を救いたい、だから東大法学部に入学するのだと、私に言い放ってきます。
将来は、大規模な弁護士事務所に入って、ニューヨーク州の弁護士資格を得て、高い地位、報酬を得、華やかで幸せな人生を送りたいと、仲間同士で話しています。
なぜか、絶対に、地方の地味な仕事には、関わりたくないそうです。
彼女は、軍人の曾孫、自衛官の娘である私を、人殺しの子孫などと呼んできます。
先生も、なぜか彼女に同調的です。

周囲は、私の東大受験を祝福してくれません。
やはり、ただただ、東大を目指すのは、犯罪的、不道徳なのでしょうか?

回答 雑音や偏見や差別を無視して、まずは東大を目指せ。

犯罪的、不道徳なのは、むしろ、お前を軽蔑してくる、その周囲の者どもだ。
お前の方が、人間的に良質だから、思い悩んでいるだけだ。

とにかく、試験に受かりたい。
良い大学に受かりたい。
これで、充分過ぎる理由だ。
まずは、舞台設定でいい。

甲子園に出る、弁護士になる、金メダルを獲る、名人のタイトルを獲得する、東大を目指す……
それだけで充分だ。
何だって良い。

ただ、まず、お前を知るのは、お前自身だ。
本人も、周りも、正答は見い出せない。
能書きや理想論を言われても、あくまでも、他人による無責任な一般論、一方からの特殊論に過ぎない。

と言ってしまえば、このブログ記事もその通りだが、
とにかく、どう考えるのは、お前次第だ。
何も考えていない、考えられないなら、とりあえず、東大を目指しておけ。

本当に、研究者に向いているか、その勉強がしたいのか、その機関であっているのかは、
実際に入学して、勉強していかなければ分からないともいえる。
ある程度、納得できれば、
またそこで、別の道を選べば良いだけのこと。

ちなみに、理由付けをして、具体的将来設定をしていると誇る者がいるが、
それ自体が褒められる、価値のあるものとは限らない。
それだけ、単純で、限定されていて、視野が狭く、レベルも低いからこそ、
簡単に、理由付け、将来設定されただけとも言える。
目の前の、まやかしの正義、目標に飛び付いて、欲情に釣られて動き、目がくらみ、心が練れていない事例もある。
真に大きな人間は、最初は、潜在能力や可能性や方向性を把握しきれないこともある。

私も野球大好き人間だが、野球だって、勝たなければ、評価されないだろうし、エラーで敗退して、仲間からイジメられる話も、時折聞く。
野球以外の仲間も尊重しなければ、チームワークも何もあったものじゃない。
首位打者をとる。甲子園に出る。
それだけで充分だし、
野球も、東大に似て、総合的な要素があり、奥が深いものなのだ。

弁護士については良く知らないが、試験に合格し、資格を獲る必要があるのだろう。
塾に通っても良いし、地方の大学に入っても良いし、絶対に、東大文Ⅰに行く必要などないはずだ。
また、
「弱者救済」が真の目的なら、
そのよくある意味不明な、おのぼり日本人のニューヨーク詣でより、
まずは、虐げられがちな、お前のような、軍や自衛隊関係者こそを、弁護かつ救済すべきだろう。
せめて、ユタ州や、アフリカや、ウクライナ戦闘地域や、被災地トンガあたりで、弁護士赴任することを、逆に勧めてやれ。

中高の教員も、自衛隊は憲法違反だと、皆の前で罵倒して言うのは、よく見られた光景だった。
自衛官の子息の内申書に、教員が何やら良からぬことを書くことがあったとも聞いた。
私の同級生にも自衛隊に入隊した者がいたが、教員たちは、羽交い絞めして止めようとしていた。

そうした俗人的な周囲の対応には、いちいち疲れるが、くだらない、どうでも良いことだ。
放っておけ。
内申書や調査書が意味をなさないルートで、東大に入る方法など、いくらでもある。

遠回りしたって、時間が掛かったって良い。
中退、退学の路線変更はでき、むしろ糧として、修正かつ飛躍もできる。
だが、まず合格、入学しないことには、始まりもしないし、判断材料にも事欠く。
本業かどうかなど、ある程度、研究に取り組んでから、結果が出てくるものだろう。

実利的、世間的な目的のための受験、入学でも、最初は、構わない。
偉そうな御託を並べ立てる、そいつ自身、その機関自体が、
採用、待遇、評価等、
実は、有名大学出身者を優遇しているはずだ。
教員や教育産業とて、東大合格者数を、重要な実績と見て、商売、宣伝、地位保全しているんじゃないのか?

名誉のため、就職のため、とりあえず理由がないためでも、東大挑戦は、充分過ぎるほどの理由だ。
人は、名誉、数字、結果のために、命、人生を賭けるべき時さえある。

そもそも、誰もが、自由な選択権を与えられている状況にいるとは限らない。
東大に入らないと、苦境から脱せられない、人生逆転の機会が得られないという者もいる。
東大の近くに住んでいる引き篭もりだから、絶対に東大に合格するんだという出不精オタクも
……いないか?

とにかく、周りからどう言われようが良い。
自己の意思決定を重視せよ。
意思がなくても、とりあえず、頂点の東大に挑戦していい。

堂々と東大を目指せ。

出所不明な質問も多いが、
今回も、一応答えておいた。

以上

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