試験官には本音を隠したほうが良いですか?(東大に横入りした人への質問7)

よくある質問

再度、東大の学士入学試験に落ちました。僕はどうすれば良いでしょうか?

○再回答
受かるまで受験し続けろ。
以上。

……で、前回同様すませたいが、少しだけ、補足してやろう。

何年挑戦しても、合格できない場合もある。
むしろ、外部者なら、一発合格は難しいと言っておこう。
学士入学試験では、学科試験で、合格水準を超えていながら、教員の好みに合わず、合格できないケースなど、多々ある。
合格者より高い得点を取っても、不合格者となる場合も、沢山ある。

教員も、合格点を出しながら、不合格にする行為には、良心が痛むと聞いた。
試験は、最もストレスがたまる、嫌な仕事だと漏らしている。
悪い教員も確かにいる、と当の教員仲間が、しきりに漏らしているのが、大学の実情でもある。
 
学士入学試験や大学院の試験は、厳正な東大一般入試や司法試験等に比べれば、公正な試験ではない。
落ちたお前にとっては、総合的判断とは、教員の恣意や不正を誤魔化すための言い訳にしか過ぎないと受け止められよう。
そう思えるはずだ。

だが、逆に、その教員の自由心証あるいは恣意による裁量を、自分の有利な方向に持っていけば、本来の実力以上に高評価され、合格に導けるということだ。
ここにヒントがある。
低い点数でも、試験官にどう気に入られるか、認めてもらえるかを考えろ。

我慢して、落ちたお前に、できるだけ優しく諭してやった。
次回、どうするか、よく考えて、万全の態勢で挑め。
以上。

さらにお伺いします。試験官には本音を隠したほうが良いですか?

○回答
当然だ。
素直に従ったふりをして、模範解答、模範的態度を示せ。
表向きはな。

武略、戦術上の話だ。
敵が審判で、こちらが圧倒的に不利な立場なので、当然の戦略だ。
たかが試験と割り切って、武略を駆使しろ。

馬鹿正直に、試験官が嫌う意見、態度を示して、我を張る意味はない。
本当の勝負は、試験などというくだらない茶番にではなく、もっと別の舞台である。
挑発に乗るな。

東大機関に入り込むことが本命で、教員の試験官など、しょせん、門番に過ぎない。
東大と東大教員は、全くの別物である。
よほど、その研究者を信奉しているのではない限り、本来、東大を目指す受験生にとって、東大教員など、東大とは無関係な、どうでもいい存在だろう。
合格水準に達していながら、落ちれば、試験官など雇われの作業員に過ぎないのに、受験生を害する門番だと、憎みたくもなる。

受験に失敗しても、東大に落ちたのではない。
被雇用者たる労働者で、門番的な作業員である、東大教員個人の意に沿わなかったに過ぎない。
一般入試は、ほぼ純粋に試験成績で決められるが、学士入学試験や大学院入試では、教員の主観が障害となり得る。
結果の解釈は重要だから、良く認識しておく必要がある。
どんな者が合格しているかより、どんな者が不合格になっているか、を調べたほうが、その機関の本質を捉えるのに有益な場合もある。

全力を尽くし、最低合格ラインに達していたにも関わらず、落ちてしまったお前に、もう一度言う。
相性だったのだ。
お前の本質と、面接官の傾向が、合わなかっただけなのだ。
東大に落ちたわけではない。
教員の恣意や悪意によって、はねられただけだ。

試験官との相性が悪ければ、事態は深刻である。
安易に、「頑張れ」とは、私は、とても言えない。
頑張り尽くしても、どうにもならないことがあるからだ。
さらに、頑張れと嗾(けしか)けるのは、残酷であり、無責任である。

合格した者とて、輝かしい人生と、健やかな精神を保ち続けられるとは限らない。
また別の道を探すのも、一つの人生である。
矛盾するような回答をしていると思うだろうが、これも一意見だ。

また優しく諭しすぎたか。
だんだん、ストレスが溜まってきた。
よって、以上。

コメント

タイトルとURLをコピーしました